当院について
About us
地域の皆様のQOL(生活の質)を高め、生きがいを支援する医療を
平成19年に日本は超高齢社会(65歳以上の方が総人口の21%以上になること)になりました。人口構造が変われば、疾病構造が変わり、医療需要もそれに伴い変わります。市井の開業医も、時代の変化を踏まえた医療サービスが求められます。
高齢の方が要介護状態にならず、健やかな自立した生活を送るには、骨、関節、筋肉などの運動器が丈夫でなければなりません。要介護状態に陥る原因の多くが、運動器の脆弱化であることがわかっています。公益社団法人日本整形外科学会では、足腰が弱くなり転倒しやすくなった状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)と命名し、高齢になっても健やかに生活するためには、運動器を健全に保つことが重要であると発信しています。
骨粗鬆症、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症などの病気を抱えてしまっても、転ばずしっかり歩き続けるためには、日頃より運動を習慣づけることが重要です。当院では、5名の常勤理学療法士、1名の常勤作業療法士を擁し、医療、介護の両保険制度に対応し、適切なリハビリテーションを提供することにより、地域の皆様の生活力を維持し、生活の質を確保することを企図しています。
たとえ要介護状態に陥っても、また通院での医療を受けることが困難になっても、今まで通りの生活を続けたいものです。家族による介護力低下が言われています。しかし、基本的には終の棲家は住み慣れた自分の家、地域でしょう。私は、住み慣れたところで生活の質を確保できるよう支援することが大事であると考え、医師として在宅医療も含め、最期まで診るという姿勢を持ちたいと考えています。在宅医療に熱意を持った志を同じくする医師と連携し、体制を整えて貢献したいと考えています。
医療と福祉を合わせた充実のサービスで、地域の方々に安心して頼れる施設を目指します
リハビリテーション科では患者様がより良い日常生活を過ごせるように、医師の指示のもと理学療法士(PT)及び専属スタッフがリハビリテーション治療を行っています。
運動器不安定症、骨折、変形性膝関節症、五十肩、腰痛症、人口関節術後などの整形疾患を中心に、担当理学療法士が症状、状態などを評価して「リハビリテーション実施計画書」を作成し、マシーンを使った筋力強化訓練や歩行訓練、日常生活動作訓練などを実施しています。